「ともちゃんには、お姉ちゃんがいるはずだったんだよ」 その言葉に、私は後頭部をぶん殴られた気がした。 ともちゃんとは私のこと。私は長女であり、下には弟がひとりいる。 「どういうこと?」 私は目の前の従姉に尋ねた。 季節は夏真っ盛りで、私たちは…
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